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38.決算書の見方(賃借対照表編、その1)

決算書の見方の損益計算書編の続きです
貸借対照表のかんたんな見方をご紹介いたしましょう。

1、財産と債務はどっちが多いのか?
ご自分の会社の財産と債務はどちらが多いか、ご存知ですか?
これは貸借対照表にバッチリ出ています。
貸借対照表の「資産の部」>「負債の部」ならば、財産の方が借金などの負債よりも多いということです。

逆に「資産の部」<「負債の部」ならば、借金などの負債が財産の方よりも多いということになります。
当然、「資産の部」>「負債の部」の方がいいですよ。

2、今、全部お金で精算したらどうなるのか?

次に、仮に全部を現金化したら、どうなるかを考えてみましょう。
鉛筆をご用意していただいて、各項目の右横にお金に換えたらいくらかを書いていってみましょう。

例えば、棚卸資産(商品などの在庫)が100万円だけど、売ったら140万円になるとか、逆に売ったら70万円になるとか。
車両は200万円で計上されているけれど、実際には30万円くらいだとか。
買掛金や借入金は当然その金額をお支払いするので、計上されている金額と同額だとか。

そういうふうにやっていって、その資産の部合計と負債の部合計を出してみてください。

どっちが多いですか?
1で「資産の部」>「負債の部」の場合でも、2では「資産の部」<「負債の部」になる場合が多いと思います。
これは、決算書に計上されている金額よりも実際に資産の価値が低いケースが多いからです。

以下、決算書の見方(貸借対照表偏、その2)に続きます。

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